人形のたいらについて

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『人形のたいら』は、節句飾り(ひな人形、五月人形、鎧・兜、鯉のぼり)の専門店です。
『人形のたいら』がご用意させていただく商品は、伝統的な手法で洗練された職人の手によって作られています。

人形のたいら

『人形のたいら』は、倉吉市の観光スポット・白壁土蔵群のすぐ近くにある、1913年(大正2年)から続く節句飾り(ひな人形、五月人形、鎧・兜、鯉のぼり)の専門店です。
雛人形や五月人形など、お子さんや名付け子さんの一生に寄り添う上質なものを提供することができます。
人形のたいらは、毎年子どもの健やかな成長を祝うために、象徴的な観点と美的な観点の両面から、みなさまに最適な選択をしていただけるように作品のご紹介、アドバイスをいたします。
これらの贈り物は、子どもたちにとって、両親や名付け親の優しさと強い絆のシンボルとして、生涯にわたって存在することでしょう。

職人の手仕事

人形のたいらは4世代にわたって、日本全国の素晴らしい技術をもち、芸術に造詣の深い職人たちと仕事をしてきました。その中でも石川潤平氏は、その職人の技が認められ、埼玉県無形文化財に認定されています。日本は、伝統的な技術を持つ職人や匠の技を讃える国です。現在は、石川家の3代目が、創業者・石川潤平の技術を引継ぎ、伝統的な手作業で人形作りを行っています。

職人が大切にしているのは、まず、素材です。お子さまの一生に寄り添う事が出来るよう、良い素材を厳選し、99歳(白寿)を目指して作ります。次に、洗練された美しい形を職人の感性をもとに創り上げます。それらは確かな美術・芸術の学びに基づくもので、時の流れに左右されない確かな美しさがあります。そして、それらを実現する職人の伝統の技、そして、変化する時代を受入れながらも、伝統美の本来のあり方を大切にする職人たちの精神が作品を支える土台をなっています。

日本の節句

日本は非常に近代的な国ですが、同時に伝統や風習を非常に大切にしており、その行事は日本の四季(春夏秋冬)や自然の移り変わりと深く関わっています。古くから、日本人は自然に敬意を払い、その中の小さな変化や移ろいの中に意味づけをしていたのです。

ひな人形を飾る3月3日のひな祭りは上巳の節句(桃の節句)、兜やこいのぼりを飾る5月5日のこどもの日は端午の節句(菖蒲の節句)と呼ばれ、もともと、奈良時代に中国から伝わった、季節の節目となる「節句」の行事が由来となっています。節句とは、季節や気候の変化を区切りとして、邪気を払い、気持ちをあらたにすることを目的とする行事です。その際に、季節にあったものを食し、家族や近しい人の安全や幸福を祈ります。

桃の節句(上巳の節句)- ひな祭り(毎年3月3日)

日本では3月3日は女の子のお祭り(ひな祭り)の日です。雛人形は、子供たちを災いから守り、一生幸せで健康でいられるようにとの願いを込めて、祭りの前と後に飾られます。代表的な雛人形の種類は2つです。

きめこみ人形

木目込み人形は、桐塑や石膏、焼き物を型抜きした土台に溝状の筋を彫り、布を押し込ん(木目込ん)で着物を着せていくのが特徴です。そして、丸みを帯びた美しく愛らしいフォルムは上品でぬくもりがあり、その形に人形作家の個性が表れるので造形に特徴があります。

衣装着ひな人形(特別な衣装を着ている人形)

衣装着ひな人形は、きめこみ人形と違って、人間の姿をそのまま縮小して形にしたひな人形です。藁や木で作った人形の土台に縫った着物を重ねて合わせて人形を成形します。襟や裾、袖等を別々に作り、1枚1枚着つけていきます。衣装着ひな人形は、豪華で華やかな印象の人形と言えます。

人形は、代々受け継がれてきた技術で作られた唯一無二の作品であり、一生に一度の贈り物です。 人の一生に寄り添い、子供たちに引き継がれる、かけがえのないものであり、家庭や家族の守り神のような存在となるでしょう。

端午の節句(菖蒲の節句) – こどもの日(毎年5月5日)

日本では5月5日は「こどもの日」です。 この日は、跡取りが健康に育ち、一族が繁栄することを祈る日でした。兜と鎧には、「子供が健やかに成長するように」という家族の願いが込められています。雛人形と同様、子供の一生を見守り寄り添う存在と考えられている。

母方の祖父母(現在は父方の祖父母も参加)が武者人形や武者兜を贈り、毎年一ヶ月間、家に飾るのが一般的だそうです。他の家族や名付け親、友人がお祝いの品として金太郎、桃太郎の人形を贈ることもあったようです。また、屋内の飾りとは別に、屋外に鯉のぼりや武者幟を飾って元気にたくましく立身出世を願うしきたりもあります。

鎧・兜(かぶと)

この祭りの間に鎧や兜が飾られるのは、子供たちを守り、子供たちの健やかな成長を祈るという意味が込められている。鎧は体を守るために作られた要素であり、鎧・兜を飾ることは、子供を傷つけるものから守る目的があります。鎧が身代わりになって、子供にとって悪いこと(病気、事故、失敗など)をすべて代わりに受け止めてくれると考えられています。この鎧を身代わりに、子どもは安心して健やかに成長することができるのです。兜は弓矢や刀と一緒に飾られることが多いが、この伝統はより平和主義的な儀式へと発展し、兜の横に植物や花を飾ることを推奨するお店が出てきました。

鎧も人形と同じように、職人が代々受け継いできた知恵で作られています。素材を丹念に選び、加工し、組み立てることで、唯一で高品質な作品を生み出しています。『人形のたいら』では、伝統を引き継ぎ、その職人技で全国に知られる力石甲人(ちからいしこうじん)の工房と仕事をしています。現在、5代目の職人が先祖から受け継いだ技術で仕事をしています。金箔を施す物が多い中、24金の鍍金をする事で輝きが長く続き耐久性にも優れたものを作っています。金具類もすべてオリジナルで隙間なく丁寧で美しく繊細な仕事が見てとれます。

鯉のぼり

鯉のぼりは、5月5日のこどもの日(元々は男の子の日)にちなんで、4月から5月上旬にかけて日本の風景を彩る鯉をモチーフにしたのぼりです。こいのぼりは長さが数メートルにもなります。鯉のぼりは、中国の故事に由来があります。鯉が「竜門」という滝を流れに逆らって登り切り、その鯉が竜となって天に登って行ったというお話です。鯉のぼりは、生命力の強い生き物である鯉が滝を登る姿から元気にたくましく、また鯉が龍に変わる姿から立身出世の象徴となりました。人々は子供たちが元気にたくましく育つようにまた出世しますようにと願いを込めて、縁起の良い鯉のぼりを飾ります。

現在は住宅事情等から、屋外(特に田舎)に飾る鯉のぼりから、屋内のインテリアに適した形や素材の小型の鯉のぼりに変わってきています。しかし、形は変わっても、その根底にある本質は、こどもたちが、愛され、大切にされていることを実感してもらう事です。年に一度の節目(節句)に、大切なもの同士でそのことを確かめ合う機会を作ることは、こどもたちの自信や誇りにつながるはずです。

おわりに

人形のたいらは、お子様への贈り物に最適な、世界にひとつだけの贈り物を探すお手伝いをいたします。その人の一生に寄り添い、守り続ける、意味のある贈り物。そのために、お客様の言語でカタログを紹介したり、人形や兜の伝統にまつわる歴史や文化的な側面もお伝えすることができます。

百年寄り添う想いを届けたい。

それが人形のたいらのねがいです。

お子様のご誕生、そして幼少期には、作品に触れ、ものを大切にすることを学び、愛着を育む時期、青年期には、家族や親しい人の愛情を近くに感じられる存在として、ともに育った家から巣立ちます。子供たちが大人になり、年を重ねた時には、芸術作品として身近において目で楽しむ事が出来ます。まさにお子様にとって、一生の宝物となるでしょう。人形のたいらは、その人の人生に100年寄り添うことが出来る作品を紹介しています。ぜひ生の作品を見て、その美に触れてほしい。

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